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ワードパッドの文字数をカウントする方法まとめ

      2018/02/24

残念ながら、ワードパットには、文字数カウント機能は付いていません。Wordとは違い、必要最低限の機能しか備えていないためです。

そこで、この記事では、ワードパッドで入力した文字を数えるための代替え手段を5つ紹介します。この中から、あなたの環境にあったものを選んでみて下さい。

1. Webサイト「文字数カウント」を使う方法

まず、一番簡単でお手軽な方法から紹介します。

「ルフトツールズ(LUFTTOOLS)」という便利なWebツールを公開しているかなり有名なサイトがあるのですが、その中にある「文字数カウント」というWebツールを使う方法です。

ルフトツールズ(LUFTTOOLS)

「ソフトのダウンロード不要」「料金無料」しかも「登録不要」で使えるので、かなり手軽に利用できます。

「余計なソフトをダウンロードせずに手っ取り早く文字数が知りたい!」という方におすすめの方法です。

使い方もとても簡単です。

ソフトツールズ(LUFTTOOLS)は、「株式会社luft」という大阪にあるホームページ制作会社が作ったサービスです。

使い方

.① ワードパッドで作成した文書を「Ctrl+A」で全選択 → ②「Ctrl+C」でコピーします。

.ルフトツールズ(LUFTTOOLS)の「文字数カウント 」を開きます。

.① コピーした文書を「テキストボックス」に貼り付け(Ctrl+V)→ ②「カウント」ボタンを押します。

.上から2番目の「■全角・半角共に1文字として換算した文字数」という項目を見ると、正確な文字数を把握できます。

使い方はたったこれだけです。

2. Wordを使う方法

ワードパッドには文字数カウント機能はありませんが、Wordには標準で文字数カウント機能が付いています

Wordは、ワードパッドのファイル形式である「RTFファイル」を開くことができるので、ワードパッドで作成した文書をWordで開けば、そのまま文字数を調べられるというわけです。

Wordを持っている場合は、この方法を試しましょう。

文字数の調べ方

.まず、Wordでワードパッドのファイル(RTFファイル)を開きます。Wordを起動したら、①「ファイル」 → ②「開く」の順に押します。

.① 文字数を調べたいワードパッドのファイル(RTFファイル)を指定 → ②「開く」でファイルを開きます。

.左下の「文字数」という箇所をクリックして、「文字カウント」というダイアログを開きます。

.「文字数」という項目を見ると、正確な文字数が分かります。

※左下に表示されているのは、あくまで「単語数」なので注意です。例えば、「Apple」と入力すると「1」と表示されます。正確な文字数が知りたければ、ダイアログの方を確認します。

 

3. LibreOffice(リブレオフィス)の「Writer」を使う方法

LibreOfficeとは?

LibreOffice(リブレオフィス)とは、マイクロソフト社の「Microsoft Office」と互換性のある無料のオフィスソフト群のことです。LibreOfficeの中には、「Word」と互換性のある「Writer」という文書作成ソフトが入っています。

このWriterは、ワードパッドで作成した「RTFファイル」を開くことができ、更にWordと同じように「文字数カウント機能」を備えています。もちろん、日本語にも対応しています。

LibreOfficeは、元々「OpenOffice.org」というソフトから派生したソフトです。

OpenOfficeは、元々GoogleやIBMといった企業が開発プロジェクトに参加していましたが、非営利団体での管理が望ましいなどの理由から、現在は管理先が移転して「Apache OpenOffice」と「LibreOffice」というプロジェクトに分かれて開発が行われています。

2大無料オフィスソフトと言われる「Apache OpenOffice」と「LibreOffice」ですが、後者の「LibreOffice」の方が開発が積極的に行われていたり、企業や自治体・官公庁に導入されている実績が多かったりするので、無料のオフィスソフトを使うのであれば、「LibreOffice」をおすすめします。

参考:LibreOffice - Wikipedia

「Writer」はワードパッドから乗り換えてもいいほどのソフト

LibreOffice(リブレオフィス)には以下のソフトが含まれています。

  • Wordと互換性のある「Writer(文書作成)」
  • Excelと互換性のある「Calc(表計算)」
  • PowerPointと互換性のある「Impress(プレゼンテーション)」

ワードパッドは、元々Wordの機能制限版のようなソフトですし、機能の少ないワードパッドを使う意味も特に無いので、Wordを持っていない場合は、この機会にWordと互換性のあるLibreOfficeの「Writer」に乗り換えても良いと思います。

Writerは、ワードパッドよりも機能が豊富で使いやすいですし、Wordと共通する機能も多いので、将来的にWordを使う機会があるなら、機能に慣れる意味でも優秀です。

LibreOfficeのダウンロード

.まず、「公式サイト 」を開きます。

「ダウンロード」をクリックします。

「ダウンロードバージョン X.X.X」をクリックしてインストーラをダウンロードします。

LibreOfficeのインストール

.ダウンロードが終わったら、「インストーラ」を起動します。

「次へ」をクリック。

.そのまま「次へ」をクリック。

.そのまま「インストール」をクリックします。

※インストールは数分かかります。

「完了」を押します。

これでLibreOffice(リブレオフィス)のインストールが完了しました。導入作業はたったこれだけです。

Writerで文字数を調べる方法

.LibreOfficeを起動したら、文字数を調べたいワードパッドのファイル(RTFファイル)をLibreOfficeのグレーの箇所にドラッグ&ドロップします。

.画面の左下を確認すれば、文字数がリアルタイムで分かります。

左下の「文字数」に表示されているのは「スペースを含めた文字数」です。文字数の項目をクリックすると、「スペースを除く文字数」が確認できます。

4. フリーソフト「CountingEditor」を使う方法

CountingEditorとは?

「CountingEditor(リアルタイム文字数カウント表示簡易エディタ)」とは、インストール不要で手軽に使える、文字数カウントに特化したフリーソフトです。

文字数を数えるフリーソフトは沢山ありますが、その中でも特に使いやすくて優秀なソフトです。

■CountingEditorの特徴

  • インストール不要で手軽に使える
  • Webサービスではないからオフラインでも使える
  • 「半角」を0.5文字として数えたり「全角」を2文字として数えたりできる(半角全角共に1文字としてカウントも可)
  • 「改行」をカウントに含めるかどうかを設定できる
  • リアルタイムで文字数が分かるから文章をコピペするだけでいい(ボタンなどを押さなくていいから速い。一瞬で文字数が表示される)

必要最低限の機能しか入っていないからこそ、シンプルで使いやすいです。

上で紹介した「文字数カウント」というWebツール同様、ワードパッドのファイルを読み込んで使う形式ではないので、文字数が知りたい場合は、文章をコピー&貼り付けして確認しましょう。

CountingEditorのダウンロード

.「Vector 」からソフトをダウンロードします。

「ダウンロードページへ」をクリック。

「このソフトを今すぐダウンロード」を押してダウンロードします。

.ダウンロードしたファイルはZIP形式になっているので解凍します。

インストールは不要なので、展開したフォルダは好きな場所に置いて構いません。実行ファイルをダブルクリックすれば、ソフトが起動されてそのまま使えます。

CountingEditorの使い方

.フォルダ内にある「CountingEditor.exe」をクリックしてソフトを起動します。

.ワードパッドの文章を ①「Ctrl+A」で全選択し、②「Ctrl+C」でコピ―します。

.先程コピーした文章を、文字数カウントエディターの「テキストボックス」に貼り付けます。すると、左下に文字数が表示されます。

使い方はたったこれだけです。

5. 無料テキストエディターを使う方法

テキストエディターには、文字数カウント機能が付いているものがあります。

基本的にテキストエディターは、ワードパッドの「RTFファイル」を開くことはできないので、文章をコピー&ペーストする必要があります。

Sublime Text

文字数カウント機能が付いているものだと、有名所では「Sublime Text 」というテキストエディターがあります。

このSublime Textは、「選択範囲の行数」と「選択範囲の文字数」を表示してくれる機能があります(空白などは1文字としてカウントされます)。

Sublime Textの場合は、「改行」を1文字としてカウントするので、改行を含めない文字数を求めるときは、

選択範囲の文字数 - (選択範囲の行数 - 1)

で計算する必要があります。

例えば、文章を選択したときに「2行85文字」だった場合は、
「85 -(2-1)=84文字」ということになります。

選択しただけでその範囲の文字数がパッと分かるのは非常に便利ですが、改行を除外したい場合は少し手間がかかります。

サクラエディタ

他にも、「サクラエディタ」という有名な高機能エディターがあり、このソフトにも「選択範囲の文字数をカウントする機能」があります。

サクラエディタの場合は、「改行」を2文字としてカウントします。

 

まとめ

ワードパッドには文字数をカウントする機能が無いため、その代替え案として5つの方法を紹介しました。

無数にある方法の中から、厳選した物のみを紹介しましたので、どれを使っても良いかと思います。

自分の環境や用途に応じて、好きなものを選んで下さい。

 

個人的に一番おすすめなのは、Wordを使う方法です。実は、WordはRTFファイルを開けるだけでなく、RTFファイルを作成することもできます。

▲ Wordは、ワードパッドのRTFファイルも作成できる

ですので、パソコンにWordが入っているなら、わざわざ低機能のワードパッドを使う必要はなく、より高機能で便利なWordに乗り換えるのが賢いです。

文字数の確認のためだけに、毎回コピー&貼り付けで確認するのも面倒なので、最初からワードパッドを使わずに、Wordを使ったほうがお手軽というわけです。

Wordを持っていないなら、勉強だと思って購入してみるのもありだと思います。

Wordはとても使いやすいソフトですし、無料のLibreOfficeよりも高級感があってメニュー周りも綺麗なので、持っているだけでも満足感があります。

興味のある方は、Wordの購入も考えてみて下さい。

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