ワードパッドの文字数制限は?ファイル容量など検証結果を紹介
ワードパッドを使っていると気になるのが、何文字まで入力しても良いのか?ということです。つまり「文字数制限」についてです。
これについては、「ファイル容量」なども合わせて調べましたが、「公式サイト」や「Wiki」「ヘルプ」などを見ても、欲しい情報が見当たりませんでした(もしかするとどこかにあるかもしれませんが)。
そもそも、WordPad自体、Wordとは違ってあまりメジャーなソフトではないので、元々の情報が少ないです。ちなみに、Excelなどは、仕様や数値上の制限などが公式サイトで公開されています。
ワードパッドもおそらく、文字数制限については「使用可能メモリに依存する」、つまり、使っているパソコンのスペックに依存すると思われますが、実際にワードパッドに文字を沢山入力してみて、どこまでが限界なのか?ということを検証してみました。
スポンサーリンク検証
はじめに(検証方法など)
検証にあたって、まずWordを使って、「五十音がびっしり詰まったRTFファイル」を作成しました。
ご存知の通り、ワードパッドには文字数カウント機能が無いので、何文字入力したのかが分かりません。そこで、ワードパッドのファイル(RTFファイル)を作成できる、かつ、文字数もカウントできるWordを使って、文字がぎっしり詰まったファイルを予め作成した、ということです。
WordでRTFファイルを作成したのち、そのRTFファイルをワードパッドで開いて、編集できるかどうかを確認します。
文字は全て「全角」です。検証は、Windows7に付属しているバージョンのワードパッドで行いました。検証に使ったPCのスペックは、Windows7が搭載されたよくある標準的なものだと思って下さい。
5万文字
まずは、5万文字のファイルを開きます。問題なしです。
ファイルの編集も特に問題なく行えます。
10万文字
編集可能です。思ったよりも平気です。動作はサクサクしています。
ちなみに、300ページの小説が、大体10万~15万文字くらいです。
通常の文書作業で、これ以上の文字数が必要になることはほぼ無いでしょう。論文やレポートを書いたり、日々の日記を書いたりするのであれば、充分すぎる量です。
50万文字
10万文字が余裕だったので、一気に5倍の50万文字を確認。さすがにファイルを全部開ききるまでに15~20秒くらいかかりました。
文字を入力する度に、スクロールバーが暴れるため、編集にもやや難があります。「スクロールバーが暴れる」&「Wordとは違ってページで区切られていない」ということから、どこを編集しているのかが分かりません。
マシンスペックにもよると思いますが、まともに使う、という意味では、50万文字は厳しいので、10万文字辺りまでが限界なのではないかと思います。一応20万~30万文字辺りでも試しましたが、やはり少し厳しいです。
スポンサーリンク100万文字
ファイルを全て開ききるまでに約60~70秒ほどかかりました。
一応、文字を入力したり削除したりといった編集は可能です。ですが、50万文字のときと同様、スクロールバーが暴れるので、まともに作業するのは難しいです。
そろそろマシンスペック的に厳しいです。
300万文字
約10分かけてファイルを開ききることはできました(100万文字の単純に3倍の時間ではない)。
文字の入力などはできますが、スクロールさせたりするのがとてつもなく重いです。とてもじゃないですが、まともに使うことはできません。
ファイル容量も24MB近くあり、文字だけのファイルとしては相当な大きさです。
ワードパッドとしては、おそらく300万文字以上のファイルも扱えそうなのですが、当方のマシンスペック的に限界と判断したため、ここで検証を終えました。
結論
結論ですが、おそらくワードパッドの文字数の制限は、「使用可能メモリ」などに依存するかと思います。
どちらかというと、ワードパッドの仕様どうこうよりも、マシンスペック(CPUやメモリ)の限界がそのまま文字数の限界となるでしょう。
10万文字程度であれば、割とサクサク動作してくれました。10万文字以上の文書ファイルを作成する機会はほぼ無いでしょうから、あまり文字数制限などは気にせずに使っても良いと思います。
また、10万文字より大きなファイル(50万文字など)のファイルを扱う場合は、ワードパッドよりもWordの方が安定して動作しました。ファイルの読み込みもWordの方が早かったです。もちろん、Wordにしても100万単位の文字数のファイルを編集するのは大分つらかったです。
まとめると、
- ワードパッドの文字数制限はマシンスペックに依存する
- マシンスペックによるが10万文字程度であれば割とサクサク使えるので文字数の制限はあまり気にせずに使っても構わない
ということになります。
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