パワーポイントの点線の書き方まとめ:矢印や間隔の設定など
パワーポイントを使っていると、「点線の矢印を作りたい」や「点線の枠を作りたい」というように、点線を引きたい場面がたびたび訪れます。
この記事では、PowerPointで点線を入れる方法を紹介します。
スポンサーリンク点線の書き方(手順)
おおまかな手順は以下の2つです。
- 直線を引く
- 線の種類を点線に変更する
1. 直線を引く
まず、点線の元となる「直線」を引きます。
①「挿入」タブ → ②「図形」→ ③「直線」を選ぶ
④ 直線を引きます
※キーボードの「Shiftキー」を押しながら直線を引くと、45°単位で角度を調整できるので、曲がったりせず綺麗な線が引けます。
2. 線の種類を点線に変更する
次に、先程引いた直線の設定を変更して「点線」にします。
⑤「直線」を右クリック → ⑥「図形の書式設定」をクリック
⑦「線のスタイル」→ ⑧「実線/点線」の中から好きな点線を選びます
線の種類は、上から順に以下の表のようになっています。
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実線 |
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点線(丸) |
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点線(角) |
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破線 |
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一点鎖線 |
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長破線 |
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長鎖線 |
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長二点鎖線 |
※点線の中に「点線」「破線」「鎖線」が含まれていますが、正確に言うとそれぞれ異なる種類の線です。
⑨ あとは「幅(太さ)」や「色」を調整して見栄えをよくしましょう。
⑩ これで点線が完成しました。
■補足
「線のスタイル」の変更は、以下の2つのやり方でも行えます。
◆その他の方法1
① 線を右クリック → ②「図形の枠線」の「▼」→ ③「実線/点線」から選ぶ
◆その他の方法2
① 線を左クリック → ② メニューバーに出た「書式タブ」をクリック → ③「図形の枠線」→ ④「実線/点線」から選ぶ
このように、設定場所は色々あるので好きな方法を試しましょう。
■補足2
「実線/点線」で「点線(丸)」を選んだのに四角い点線になるとき。
この場合は、「線の先端」で「丸」を選ぶと丸の点線になります。
気に入ったデザインの点線が無い場合は、「素材サイト」などで点線を探してそれを使いましょう。
スポンサーリンク点線の設定など
間隔の指定について
点線の幅を細かく設定する項目はないので、「点線」「破線」「長破線」などを上手く使い分けます。
三点リーダ(・・・)を擬似的な点線にする
どうしても点線の幅を事細かに指定したい場合は、テキストボックスで「・・・・・・」のように擬似的な点線を書き、「文字の間隔」で点線の間隔を細かく指定するという方法があります。
①「挿入」タブ → ②「テキストボックス」→ ③「横書きテキストボックス」
④ 枠を引いたら「・・・」を書く(キーボードの右下辺りにある「?」と同じキーです)
⑤ テキストボックスを選択 → ⑥「ホーム」タブにある「文字の間隔」ボタン → ⑦「その他の間隔」
⑧「間隔」で「文字間隔を広げる」か「文字間隔をつめる」のどちらかを選ぶ
⑨「幅」で好きな値を細かく指定する
⑩「OK」をクリック
テキストボックスも図形と同じように緑の丸()で回転して角度を調整することができます。
テキストボックスを使えば、例えばハートの点線を作るなどデザインを工夫することができます。
先端を矢印にする
点線の先端を矢印にしたい場合は以下のようにします。
① 点線を右クリック → ②「図形の書式設定」
③「矢印の設定」欄で矢印に関する設定ができます。

▲始点や終点を矢印にしたりサイズを変えたりできる。
点線の枠を作る
点線の囲い枠を作る手順は以下の通りです。
①「挿入」タブ → ②「図形」→ ③「正方形/長方形」を選ぶ
④ 長方形を描きます
⑤ 長方形を右クリック → ⑥「図形の書式設定」
⑦「線のスタイル」→ ⑧「実線/点線」の中から好きな点線を選びます(「幅」や「線の先端」なども調整しておきましょう)
⑨「塗りつぶし」をクリック → ⑩「塗りつぶしなし」を選びます。
⑨ 点線の枠が完成しました。
点線の円を作る
点線の円を作る場合も、上に紹介した枠を作るやり方と基本的には同じです。
①「挿入」タブ → ②「図形」→ ③「円/楕円」を選ぶ
④ 円を描きます
※「Shiftキー」を押しながら描くと綺麗な正円が描けます。
⑤ 円を右クリック → ⑥「図形の書式設定」
⑦「線のスタイル」→ ⑧「実線/点線」の中から好きな点線を選びます(「幅」や「線の先端」なども調整しておきましょう)
⑨「塗りつぶし」をクリック → ⑩「塗りつぶしなし」を選びます。
⑨ 点線の円が完成しました。
パワーポイントで点線を作る方法に関する情報は以上です。
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